マイスター
2013.10.31

普段、仕事で僕達が使うヘアカット用のハサミがあります。


よくお客様に聞かれるのですが、
それって各自の自前?
値段は?
どうやって選ぶの?
自分で研ぐの?
などなど…


ハサミは美容師にとって非常に重要なツールでして、モノ選びからメンテナンスまで各自のこだわりが満載です。


僕の場合、創るデザインや髪質に合わせて最近は4丁を使い分けています。

付き合いのあるハサミメーカーさんに勧められたり、先輩が使っているのを試させて頂き気に入ったり。

一丁一丁にこだわりや思い入れがあります。



その大切なハサミをメンテナンスして下さるのが、研ぎ師さんです。


僕のハサミをお願いしている研ぎ師は熟練のマイスターでして、親の代からお世話になっています。(僕の親は理容師です)


最近は、数ヶ月かけて刃先5mmの切れ味のセッティングを色々試して頂いています。


いつも感心させられるのですが、僕のハサミを見て、先月のメンテナンスからの一ヶ月の間、僕の仕事がどうだったか言い当てられるところ…

刃先が丸くなってますね、毛束を厚く取ってカットしてましたね。

刃線が荒れていますね、ドライカットを多用しましたね。

カットコームを二回挟みましたね。忙しくて、焦って仕事してました?

毎回、言い当てられて反省する事ばかりです。


今日なんて、
ハサミを毎日セーム革できちんと拭いてますか?
根元から中間はちゃんと拭いているようですが、刃先は適当に拭いてますよね?
と言い当てられました。

聞くと、刃先の1センチにうっすらとした無数のキズが見受けられるとか…

ちなみに、セーム革とはこんな柔らかい革です。



一緒にメンテナンスして頂いていたスタッフさんは、

最近、仕事のペースが早くなってきましたね。
一パネルごとの開閉速度が上がっているのが分かりますよ。

なんて当てらてました。


もう、恐れ入りました!って感じです。

世の中には、各業界にマイスターと呼ばれる方々がおられますが、僕の身近にもこんな素晴らしい方がいます。